「ミドルボイスとは何か知りたい」「地声でも裏声でもない発声ってどういう意味?」と疑問に思っていませんか?
ボイストレーニングやカラオケ上達の中でよく出てくる用語のひとつ、ミドルボイス。
正しく理解して習得すれば、あなたの歌のレベルは確実にワンランクアップします。
この記事では、ミドルボイスとは何か、どうやって出すのか、練習方法までを初心者向けにわかりやすく解説します。
さらに詳しい定義や練習法はwellenの解説記事も参考になります。
ミドルボイスとは?簡単に言うと…
◎ ミドルボイスとは「地声と裏声の中間の声」
- 地声(チェストボイス)…低くて力強い声
- 裏声(ファルセット)…高いけれど芯がない声
- ミドルボイス…両者の“いいとこ取り”をした発声法
高音でも力強く、かつ喉に負担をかけずに歌える発声法です。
多くのプロ歌手が使っており、高音域を無理せず出すために不可欠なテクニックです。
なぜミドルボイスが重要なのか?
- ✔ 地声で高音を出すと喉がつらい
- ✔ 裏声だと高音は出ても弱々しい
- ✔ ミドルボイスなら高音でも安定して響く
ミドルボイスと他の発声法の違い
発声法 | 特徴 | 使用する場面 |
---|---|---|
地声(チェスト) | 太くて重い、低音向き | ロック、バラードなど |
裏声(ファルセット) | 軽くて柔らかい、高音向き | バックコーラスなど |
ミドルボイス | 力強さ+柔らかさの中間 | サビ、高音メロディなど |
ミドルボイスは声区を滑らかに繋ぐブリッジの役割も持ちます。
理論的な背景を知りたい方はボイス・リビルディング発声理論もおすすめです。
ミドルボイスを使っている有名アーティスト
- 米津玄師
- Aimer
- MISIA
- ONE OK ROCK(Taka)
- 宇多田ヒカル
ミドルボイスの出し方ステップガイド
- リラックスした裏声を出す(「ホー」「フー」など優しい声で)
- 裏声に芯を加える(少しずつ声帯を閉じる)
- 地声と裏声の境界をなめらかにする(音階練習で滑らかに移行)
- 鼻腔共鳴を意識する(鼻歌のように響かせる)
よくある間違いと注意点
- ❌ 喉に力を入れて張り上げる → ただの地声張り上げ
- ❌ 息を強く吐きすぎる → ファルセット化しやすい
- ❌ 声が裏返る → ブレイク現象、要トレーニング
ミドルボイスを鍛えるトレーニング方法
- ✔ リップロール(唇を震わせる)
- ✔ ハミング練習(鼻に響かせる)
- ✔ ファルセット → ミドルへの切り替え練習
ミドルボイスを習得するメリット
- 高音がラクに出せる
- 声が安定し、音域が広がる
- 喉に負担をかけず長時間歌える
- 歌の表現力が豊かになる
まとめ:ミドルボイスとは声の可能性を広げる技術
「ミドルボイスとは、高音でも楽に力強く歌うための発声法」です。
正しく練習すれば、誰でも身につけることができます。
- 地声と裏声の中間を意識する
- 喉ではなく“響き”を意識する
- 力まず、無理せず継続する
- 音域練習と発声トレーニングを組み合わせる
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