8月7日に『ポケットモンスターソード・シールド』の新着情報が公開されました。
ここでは今回公開された新ポケモンについて、私の考察を交えて解説していきます。
モルペコ
モルペコについて
各ポケットモンスターシリーズ発表からどれも早い段階で情報公開されているため、ソード・シールドでの『でんきねずみ系アイドル枠』だと思われます。
またモルペコよりも先に公開されたでんきタイプである「ワンパチ」は、「ほっぺたのでんき袋」がないことと「四足歩行」という点から、アイドル枠ではないだろうと判断しています。
各シリーズのでんきねずみ系アイドル枠は以下の通りです。
- 赤・緑 → ピカチュウ
- 金・銀 → ピチュー
- ルビー・サファイア → プラスルとマイナン
- ダイヤモンド・パール → パチリス
- ブラック・ホワイト → エモンガ
- X・Y → デデンネ
- サン・ムーン → トゲデマル
モルペコは新しい特性「はらぺこスイッチ」によって、1ターンごとに「はらぺこもよう」と「まんぷくもよう」にフォルムチェンジします。
まんぷくもようの小さな耳や前歯からねずみっぽさがうかがえます。映像をよく見ると背中には模様があるだけで、尻尾がないためのっぺりとしています。デデンネを縦に伸ばしたみたいなフォルムですね(笑)
はらぺこもようは打って変わって悪魔みたいな姿ですね。このときに新しい技「オーラぐるま」を使うとあくタイプの技になり、まんぷくもようのときに使うとでんきタイプの技になります。
でんき・あく タイプ
モルペコは新しい複合タイプの「でんき・あく」タイプのポケモンです。
アイドル枠がふたつのタイプを持っているのがブラック・ホワイトから続いていますね。
今まではエモンガのひこうタイプやデデンネのフェアリータイプ、トゲデマルのはがねタイプと可愛らしい(?)複合タイプでしたが、あくタイプは意外です。
もちろんあくタイプにも可愛いポケモンはいます。(筆者の好みはアブソルとかニューラ)
タイプ相性(でんき・あくの耐性)
ダメージ2倍…じめん・かくとう・むし・フェアリー
ダメージ等倍…ノーマル・ほのお・みず・くさ・こおり・どく・いわ・ドラゴン
ダメージ1/2倍…でんき・ひこう・ゴースト・あく・はがね
ダメージなし…エスパー
防御面は半減以下にできるのが6タイプありますが、等倍のタイプが多いため耐久力は期待できないかもしれません。
攻撃面はタイプ一致技が効果抜群になるのが4タイプだけと少ないため、対戦では苦労しそうです。
マタドガス(ガラルのすがた)
マタドガス(ガラルのすがた)について
新しいリージョンフォームのポケモンです。
シルクハットのような、また煙突のような頭をしていますね。普通のマタドガスと比べると周りに出ている煙の色が緑っぽくなっており、顔にもひげや眉毛のように煙がついています。
普通のマタドガスといえば、高い防御力を活かした物理受けという耐久型のイメージがあります。覚える技にも、おにび・いたみわけ・クリアスモッグ・たくわえる などがあるため、耐久型に向いていると言えますね。また意外にいろんなタイプの技を覚えるのが面白いところです。
どく・フェアリー タイプ
マタドガス(ガラルのすがた)は新しい複合タイプの「どく・フェアリー」タイプのポケモンです。
見た目からは全く予想がつきませんが、フェアリータイプを持っています。
これまでに登場するフェアリータイプのポケモンには”妖精”っぽさがありましたが、マタドガス(ガラルのすがた)はその要素は皆無ですね。(バリヤードがエスパー・フェアリータイプだったり、セレビィがフェアリータイプではなかったりしますが…。)
タイプ相性(どく・フェアリーの耐性)
ダメージ2倍…(じめん)・エスパー・はがね
ダメージ等倍…ノーマル・ほのお・みず・でんき・こおり・どく・ひこう・いわ・ゴースト
ダメージ1/2倍…くさ・あく・フェアリー
ダメージ1/4倍…かくとう・むし
ダメージなし…じめん(特性:ふゆう)・ドラゴン
防御面は実質的に弱点が2つだけで、半減以下にできるのが7タイプあるため耐久性が高そうです。普通のマタドガスのように防御力が高ければ、ダメージ等倍タイプの多さもカバーできるでしょう。
攻撃面はどくもフェアリーも半減されるタイプが多く、特にどくとはがねタイプには太刀打ちできません。やはり戦闘では変化技がメインになるかもしれませんね。
ジグザグマ(ガラルのすがた)
ジグザグマ(ガラルのすがた)について
新しいリージョンフォームのポケモンです。ジグザグマとマッスグマは初めてのカントー地方以外のリージョンフォームですね。
この”ガラルのすがた”がジグザグマの原種であり、他の地方に生息している姿とは、体毛の色の濃い部分と薄い部分が逆になっています。眼の色と鋭さも異なっていますね。
他の地方のジグザグマといえばルビー・サファイアの舞台「ホウエン地方」のポケモンで、ストーリー序盤に登場するノーマルタイプという立ち位置でした。
あく・ノーマル タイプ
ジグザグマ(ガラルのすがた)は「あく・ノーマル」タイプのポケモンです。
サン・ムーンで登場した「コラッタ(アローラのすがた)」も あく・ノーマルタイプですので、序盤ノーマルのリージョンフォームに あくタイプが追加されるのが続いています。オタチやオオタチにはあくタイプがつかないでほしいです(笑)
マッスグマ(ガラルのすがた)
マッスグマ(ガラルのすがた)について
新しいリージョンフォームのポケモンです。
ジグザグマの進化系で、見た目もかなり悪そうになっています。普通のマッスグマと比べると体毛の色の濃い部分が増えていたり、前足の毛や口が大きかったりと結構違いがありますね。
普通のマッスグマといえば、はらだいこ+しんそく のイメージが強いです。
はらだいこで攻撃力が6段階上昇+体力が半分に →特性”くいしんぼう”で体力を半分回復するきのみ発動 →優先度+2でタイプ一致技のしんそく
シャドークロー(ゴースト技)や じごくづき(あく技)も覚えるため、しんそくが効きにくい相手とも戦える 使いやすいポケモンです。
あく・ノーマル タイプ
マッスグマ(ガラルのすがた)は「あく・ノーマル」タイプのポケモンです。
これもまた「ラッタ(アローラのすがた)」と同じ複合タイプですね。あくタイプですから じごくづきの威力が上がりますし、もし ふいうちを覚えたら はらだいこ+しんそく と合わせてかなり強くなりそうです。
タチフサグマ
タチフサグマについて
マッスグマ(ガラルのすがた)からのみ進化する新しいポケモンです。二足歩行になったことでリングマ・ツンベアー・キテルグマに並ぶゴツイくまさんに仲間入りですかね(笑)
前足は完全に腕になり、指(つめ?)が5本になっていますね。またジグザグマやマッスグマとは異なる、耳がよくわかる形になっています。
ジグザグに進み、まっすぐに進み、最終的に停止してさらに立ちふさがる(誰かを止める)という流れがあって面白いです。
タチフサグマの使う技「ブロッキング」は、わざ「まもる」の効果+接触攻撃してきたポケモンの防御ランクをがくっと2段階下げる効果があります。あくタイプの技です。
あく・ノーマル タイプ
タチフサグマは「あく・ノーマル」タイプのポケモンです。
タイプ相性(あく・ノーマルの耐性)
ダメージ4倍…かくとう
ダメージ2倍…むし・フェアリー
ダメージ等倍…ノーマル・ほのお・みず・でんき・くさ・こおり・どく・じめん・ひこう・いわ・ドラゴン・はがね
ダメージ1/2倍…あく
ダメージなし…エスパー・ゴースト
防御面は正直なところ、ボロボロに近いですね…。2タイプ無効にできるのは良い点ですが、4倍弱点があってさらに等倍が12タイプもありますから、タチフサグマの能力次第ですが長期戦は無理かもしれません。相手が耐久型なら「ブロッキング」を駆使して有利に立ち回ることができそうです。
攻撃面はタイプ一致技のどちらかは必ず等倍で繰り出せるため、攻撃力が高ければ活躍の機会は多いと思います。
おわりに
8月7日に公開された新しいポケモンについての解説・考察でした。
ポケモンもそうですが、新しいシステムや要素も目を見張るものがあります。次回のソード・シールド新着情報も楽しみですね!
ありがとうございました。
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