嫌な出来事をずっと忘れられずに、思い出してはネガティブになっていませんか?
前向きに生きていきたくて、嫌なことを忘れようとしても何度も思い出してしまいます。
覚えておきたいことは忘れやすく、忘れたいことに限っていつまでも心に残っている という経験、あなたにもありますよね。
ここでは、厭世観のせいで何事にもネガティブになってしまう私が、少しでも前向きになれるように心掛けていることを解説します。
嫌なことを忘れられる心理学
私は嫌なことやトラウマを毎日のように何度も思い出してしまいます。
感じてきた嫌な出来事は心に深く突き刺さっているため、振り払いたくても忘れたくてもまとわりついてきます。
こんなとき、あなたならどう対処していますか?
もし嫌な出来事を忘れようと努力しているなら、それはあまりおすすめできません。
忘れよう考えないようにしようと意識すると、かえって鮮明によみがえってしまうという体験は、色々な場面であるはずです。
嫌なことに限らず、思いだし笑いもこれに当てはまりますね。
「笑ってはいけない」と意識すると、じわじわと面白くなったり面白かったことを思い出したりします。
心理学的には、”忘れようとする努力、考えないようにする努力”は全くの逆効果になってしまいます。

なにを忘れるんだっけ?と思い出す方向へ…
ではどうすれば忘れられるのか
特別な意識をしない
「あんな嫌なこと忘れてしまおう」「もう考えないようにしよう」などと意識をしないことです。
努力するほどよみがえってしまうのですから、意識をしなければ忘れやすくなります。
コツはそのまま”意識しない”ことです。忘れようとせず、無理に他のことを考えないだけですね。その場しのぎのようではありますが、これを知っているとかなり楽です。
それでもよみがえってしまうという方は…
飽きるほどにひたすら考える
嫌な出来事を忘れようとせず、それについて考えまくることです。
傷口を抉るような気がしますが、実は有効な方法なのです。
”ひたすら考える”ことで、脳に飽きさせる( 心を満足させる )という効果が期待できます。
人間の脳はどれだけつらく悲しいことがあっても、半年も経過すれば興味が薄れていくようにできています。しっかり向き合うことでこの機能を利用してやりましょう!
また、この機能を活用する方法がふたつあります。
文字にして書いてみる
一刻も早く忘れたいときには、”つらいこと嫌なことを文字にして詳しく書く”という方法もあります。

- どんなことがあったか
- その時どんな気持ちだったか
- いまどんな気持ちか
日記として書くのもいいですね。実際に起きたことや感じたこと、落ち着いて客観的に感じることを詳しく書きます。
スマートフォンのメモ帳を使えば、書くことも振り返ることも簡単そうですね。
言葉にして話してみる
”言葉にして正直に話す”という方法もあります。
日記に書いたことに加えて、感情を正直に話してしまうことも良いですし、自虐的に話せば笑い話にできるかもしれません。
「話すだけでも心が軽くなる」とよく言われますよね。話してみると共感してもらえたり、案外こんなものか と思えたりするため、おすすめします。
好きなことをして忘れる?

「嫌なことを忘れたいときには、好きなことを思い切り楽しんで忘れよう」と見たり聞いたりしたことが一度はあると思います。
運動や食事といった行動、音楽や入浴でリラックスはできますね。
しかし私は、これらの手段では忘れたいという目的は達成されないと思います。好きなことをするのは、忘れてしまおうという意識をしてしまっているからです。
熱中していつの間にか忘れているのなら有効な手段ですが、そのとき忘れられていても、根本的な解決にはなっていません。
いつか再び思い出してしまいます。
やはり上で書いたように、嫌なこととしっかり向き合ってすっかり忘れることが、前向きになれる近道になるでしょう。
まとめ
嫌なことを忘れられる心理学の解説でした。
嫌なことを忘れる方法
- 特別な意識をしない
- ひたすら考えて脳に飽きさせる
- 日記をつける
- 誰かに話す
いかがでしたか?一刻も早く忘れてしまいたいことがある方は、是非とも一度試してみてください。
あなたの心を少しでも支えられたら嬉しいです。
ありがとうございました
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