Eveさんによる新曲『遊生夢死』(読み方:ユウセイボウシ)のミュージックビデオが公開されました。
公開から40分以内で再生数10万回を突破した楽曲ですね。
ここでは『遊生夢死』についてもっと知るために、歌詞中にある言葉の読み方とそれらの意味などについて解説・まとめていきます。
楽曲情報
遊生夢死
作詞・作曲・歌唱:Eve さん
アレンジメント(編曲):Numa さん
日本初個人製作アニメの祭典「Project Young.」主題歌
公式MV
2021年9月10日 19:00~
公式YouTubeチャンネル「E ve」にて、ミュージックビデオがプレミア公開
アニメーションスタッフなどの情報は、リンク先MVの説明文で確認することができます。
MVへのリンク
(タップ / クリックすると動画が開かれます。)
歌詞の意味まとめ
ここからは『遊生夢死』の歌詞中にある
気になる言葉の読み方【ふりがな】や、それらの意味を解説していきます。
※ それぞれ意味の選定は私個人の解釈によるものです。
漂う思いのせいで 満たされない雨で
立ち込める 爛れてく 鈍色の月揺蕩うような声で あなたを知って
夢のようでいて
夜を壊せと 手放せと 揺らう心音をほっとした 感傷的になれば
繰り返しようのない相槌を白昼夢の底に浸かったまんまの
くたばりぞこないへ遊生夢死
才能ない脳内 唱えよシスターズ
首を垂れることしかないの
愛など満たない 性根はどうしようもないなら
再会を誓う 嫌だ
未だ僕だけをみてと恋をした 軽薄に染まれば
ただ盲目にひたすら歩けと時折見せる仕草と
その眼差しを注いで目を合わせてくれないようで冥々
瞬くように 酔った夢に生きたくて
その闇を劈くような轟音に
踊ることを止めないではっとした ただ暴君に染まれば
その笑顔に真価などないと
唾を吐き捨てるように 優しい言葉を解いて明日には忘れたようにおどけて
刺さったままの心の傷跡
僕らは逃げるように 踏みにじる想い
隠して目も当てられない眩むような銘々
あなたにとってどんな夢を描いて
唇を噛みしめる間もならないまま
ふり落ちる涙は見せないで弱さは見せないで
本当は言いたかった
綺麗ごとだけでは蜃気楼に惑うの あなたは眩しいくらい
美しい未来だ恋をした 誰も知らない世界で
願ったあの日の物語へと
※ 「遊生夢死 – Eve MV」動画説明文より歌詞を引用しております。
漂う【ただよう】
あてもなくあちこちを歩き回る という意味で、修辞的な言い方になります。
立ち込める【たちこめる】
煙・霧・霞などが辺り一面をおおうこと。
爛れてく【ただれてく】
(爛れる の形で)
心身がすさむほど物事におぼれ込むこと。
鈍色【にびいろ】
濃いねずみ色。
揺蕩う【たゆたう】
ゆらゆらと揺れ動く(漂う)こと。
または、心が揺れ動く(ためらう)ことを意味する言葉です。
感傷的【かんしょうてき】
物事に心を動かされやすく、涙もろいさま。
センチメンタルなんて言われますね。
相槌【あいづち】
相手の話に調子を合わせて受け答えをすること。
白昼夢【はくちゅうむ】
覚醒時にあらわれる非現実的な幻想のこと。
浸かった【つかった】
(浸かる の形で)
ある状態などに入りきること。
くたばりぞこない
死ぬべき時に死ねなかった / 死のうとして死ねなかったこと(人のこと)。
才能【さいのう】
ある物事をうまく成し遂げる、優れた能力のこと。
脳内【のうない】
のうの内部。
唱えよ【となえよ】
(唱える の形で)
決まった文句や経文などを越えに出して言うこと。
または、ひとに先んじてある事柄を主張することを意味します。
首を垂れる【こうべをたれる】
人のくびから上の部分を下がった状態にすること。
性根【しょうね】
その人の考え方や言動のもととなる心の持ち方。
再会【さいかい】
長く別れていた人どうしが再び会うこと。
誓う【ちかう】
ある事柄を実現させることを神仏や人に固く約束すること。
未だ【いまだ】
以前のままであるさま。
軽薄【けいはく】
態度に慎重さがなく、誠意が感じられないこと。
染まれば【そまれば】
(染まる の形で)
思想・様式・行動などが、ある影響を受けること。
特に、悪い影響について言われる言葉ですね。
盲目【もうもく】
理性を失い、適切な判断ができないこと。
ひたすら
そのことだけに心を集中するさま。
時折【ときおり】
ときどき / ときたま。
仕草【しぐさ】
ものごとをするときのちょっとした身のこなしや表情。
眼差し【まなざし】
ものを見るときの目のようす。
注いで【そそいで】
(注ぐ の形で)
その方に目を向けてじっと見ること。
冥々【めいめい】
暗い / 見通しが立たない
また、知らず知らず という意味も持つ言葉です。
酔った【よった】
そのことに心を奪われてうっとりした状態になること。
また、その雰囲気などに引き込まれて正常な判断力などを失うこと。
劈く【つんざく】
激しく突き破ること / 強い力で引き裂くこと。
轟音【ごうおん】
とどろきわたる音。
暴君【ぼうくん】
自分勝手にふるまう横暴な人。
真価【しんか】
物や人の持つ本当の価値や能力のこと。
唾【つば】
唾液(だえき)のこと。
吐き捨てる【はきすてる】
吐き出して捨てること。
解いて【ほどいて】
(ほどく の形で)
結んであるもの・縫ってあるもの・縺れたものなどをときはなすこと。
おどけて
(おどける の形で)
こっけいな言動をしてみせること。
傷跡【きずあと】
心の受けた痛手のあと。
また単純に、傷のついたあとを指します。
踏みにじる【ふみにじる】
人の気持ち・体面・名誉などをひどく傷つけること。
目も当てられない【めもあて】
あまりにひどくて見るにたえない。
眩む【くらむ】
病気や過度の刺激などのために、目がくらくらすること。
または、強い光を受けて一時的に目が見えなくなることを指します。
銘々【めいめい】
それぞれ / 一人ひとり。
噛みしめる【かみしめる】
力を入れて強く噛むこと。
じっとこらえる といった意味合いになります。
弱さ【よわさ】
弱いところ / 弱み。
綺麗ごと【きれいごと】
見せかけの体裁を整えただけで、実質の伴わない事柄。
蜃気楼【しんきろう】
下層大気の著しい温度差によって空気の密度に差が生じることから起こる光の異常屈折現象のひとつ。
惑う【まどう】
あることに心を奪われて分別を失うこと。
または、どうしたらよいか決められなくて苦しむこと。
眩しい【まぶしい】
あまりに美しくて(立派なので)、まともには見ていられないさま。
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