今回はボカロ曲「廃墟の国のアリス」についてです。
初音ミクさんが歌唱する、まふまふさんによる楽曲です。
歌詞には難しい言葉が多く取り入れられています。
そこでここでは「廃墟の国のアリス」に登場する言葉の読み方や、その意味について見ていきましょう!
楽曲情報
廃墟の国のアリス
作者:まふまふ
唄:初音ミクAppend
絵:茶々ごま
映像:MONO-Devoid
音楽:まふまふ
(敬称略)
YouTubeチャンネル「まふまふちゃんねる」にて2018年8月20日公開
歌詞のふりがなと意味
曇天
曇った空・くもりの天気のことです。
警鐘
①危険を知らせ、警戒をうながすために打ち鳴らす鐘
②危険を予告し、注意をうながすもの・警告
”警鐘と拡声器”と続きますので②の方が想像しやすいですね。
泣き寝入り
意味がふたつありますが、この曲の場合「不本意ながら、どうにもできずにあきらめること」の方が正しいでしょう。
事なかれ
「事なかれ主義」は聞いたことのある方が多いはず。厄介な問題が起こらず、ただ平穏無事に済めばよいと望む消極的な態度や考え方です。
烟草
曲中では「えんそう」と読んでいますが、一般的な漢字と読み方にすると煙草になります。
体裁
この場合、外からみた感じ または世間体と解釈するのが適当だと思います。
勘定
”損得勘定”は利害・損失などを計算することです。”勘定”では数をかぞえること・考慮することになります。
干渉
当事者でないものが口出しをし、他人を自分の意志に従わせようとすることです。
タイトルが廃墟の”国”ですから、「一国が他国の意志に反して、その内政や外交に介入すること」という意味も含まれているのかもしれません。
惨状
むごたらしい(いたましい)ありさま。
ノスタルジア
英語だと”nostalgia”となります。異郷にあって離れた故郷をなつかしむ気持ち または過ぎ去った昔をなつかしむ気持ちを指します。
ちなみに同じ意味の「ノスタルジー」はフランス語です。
感傷
ものごとに感じやすく、すぐに寂しくなったり悲しくなったりすること。
ちなみに感傷的はセンチメンタルと言われますね。
デフォルメ
絵画や彫刻などで、対象を意識的に変形して表現することを指すフランス語。
リリック
英語だと”lyric”になり、叙情詩を意味します。「the lyrics」なら歌詞になります。
エラッタ
英語だと”errata”と書き、誤字・誤植を意味する「erratum」の複数形になります。また、印刷物の正誤表という意味もあります。
深謀遠慮
はるか先のことまで考えて立てた計略を意味します。深謀に「遠慮」がつくことで、はるか先の未来までもが含まれます。
派閥
政党などの団体で、出身・利害関係・政治思想などによって結びついた人々が形成する排他的な小集団。
表裏一体
相反して見えるふたつのものの関係が、根本のところでは密接に結びついていること。
戯曲
曲中では「オハナシ」と読んでいますが、漢字の読みは「ぎきょく」で演劇の脚本・台本や その形式で書かれた文学作品を指します。
飼い殺す
「飼い殺し」は対象が動物かヒトかで意味が変わります。
動物の場合 … 役に立たなくなった家畜を死ぬまで飼っておくこと。
ヒトの場合 … 働きのなくなった雇い人・奉公人などを、そのまま一生養っておくこと。または会社などの従業員を、その能力を発揮できない地位・職場においてずっと雇っておくことです。
(歌詞の一部をpiaproより引用しております。)
廃墟の国のアリス
YouTube「まふまふちゃんねる」より(4分9秒)
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