厭世ロックの歌詞が刺さる!魅力を書き綴ってみた

ボーカロイド曲

厭世ロック」をご存知でしょうか?広瀬あるさん作のボーカロイド曲で、読み方は「えんせいロック」ですね。

初音ミクと鏡音リンのデュエット曲でちょっと珍しいかなと思います。厭世感を抱いている私はタイトルに引き寄せられました(笑)

ここでは「厭世ロック」をもっと多くの人に知ってもらうために、曲や歌詞、ミュージックビデオの魅力について私なりの解釈を含めた紹介をしていきます。

楽曲情報

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厭世ロック feat.初音ミク・鏡音リン

作詞・作曲:広瀬ある
絵:しとお
動画:広瀬ある
歌唱:初音ミク・鏡音リン
(敬称略)

YouTubeチャンネル「広瀬ある official」にて2019年7月12日公開

厭世ロックの意味

「厭世ロック」の厭世えんせいとは、この世に生きることを、つらくて嫌なものと思うことです。
またロックとは 幅広いテーマを扱う音楽ジャンルですから、私は厭世観を持った”僕ら”が訴える曲だと解釈しています。

曲の魅力

厭世ロックで特に魅力的な点は風刺的なメッセージと、いい意味で癖になる曲調ですかね。狂ったような感じがたまらないです(笑)

特徴としては、かなりの高音・小気味良いリズム・綺麗な抑揚などの点が挙げられます。私にはこの曲はボーカロイドにしか表現しきれないのではないかと感じられました。

以下には歌詞中から筆者の好きなフレーズについて書いていきます。
(以下引用元:YouTube – 厭世ロック feat.初音ミク・鏡音リン – 広瀬ある)

今日の食卓には仕事テスト世間体のフルコース

仕事からは嫌な上司や不条理など多くの不満。
テストから連想する学校では、親の期待がプレッシャーになること。
世間体とは世間に対する体面や体裁のことですから、どんな生き方をしても文句を言われる生きにくい世の中であること。
これらは私の想像ですが、3つすべてが”僕ら”が抱える悩みですね。最悪のフルコースです。

僕ら生まれてきたのは お前のためじゃない

ものすごく良いフレーズですよね!
人は誰もが自分にとって嫌な人のために生きているのではないのです。代弁してくれたように感じられ、かなり心に響きました。

こんな時代に生まれて 何を望めばいいの

このフレーズの前に、手に入れようとすれば全部手に入る~のような主旨の一節がありますが、「何を望めばいいの」という心は満たされない虚しさが感じられます。
今の世の中では 未来に希望なんてないですよね。どう生きていけば良いのかわからないため、本当にその通りだと思いました。

ミュージックビデオについて

曲調もそうですが、ミュージックビデオも狂ったような感じです。
度々「厭世観」の文字がずらりと並んでいたり、ノイズや砂嵐がかかったような演出があったりします。曲に合わせてリズムよく動くため、その世界観に一瞬で引き込まれます。

言葉として表現するのは難しいのですが、しとおさんのイラストはネガティブな感情(表情)が本当にきれいです。動画の作りこみと曲調と相まって、とても完成度の高いミュージックビデオになっています。

ラストサビの前にほんの一瞬だけ表示される文章は、「ここから飛び降りれば、きっと別の景色が見える。」と「泣いてるなら、この手を取ってくれないか。一緒なら、怖いものなど何もないから。」です。

おわりに

厭世ロック」のご紹介でした。扱っているテーマやミュージックビデオのイラストなど、人によるとは思いますが心に刺さる曲だと思います。

これを通じて、読んでくれたあなたが「厭世ロック」を好きになっていただけると1ファンとして嬉しい限りです。広瀬あるさんの他の曲も聴いてみてくださいね!

ありがとうございました。

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