ずっと真夜中でいいのに。の楽曲『袖のキルト』について、歌詞の読み方【ふりがな】やそれらの意味について解説していきます。
歌詞の暗記や考察に役立てば、1ファンとして幸いです。
データ
袖のキルト
英題…QUILT
作詞者…ACAねさん
2022年2月16日発売のミニアルバム「伸び仕草懲りて暇乞い」収録曲
*リンク*
CD+Blu-ray 初回生産限定盤
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1サビまで
YouTube動画「ずっと真夜中でいいのに。『袖のキルト』MV (ZUTOMAYO – QUILT)」公式によるコメントから歌詞を引用しております。
全部 逃げ出しちゃってもいいけど
今日も机で おでこ冷ましてる
手提げ袋の中の 遺伝子と
折れ曲がった漫画、僕のだ
勝手に一人 担ったし
隠れ敬語が 日課になったし
気が合うと思ってた 今日でも
気まずくなるんだな具体的になると 話せない 積み重ならない
石碑みたいに 突っ立ってたけど 予測癖みたい
ただ続けたかっただけなのに。
鼻歌じゃなくても袖に触れる 瞬間の声
君が靡く 僕は願う
今はまだ このままで
不揃いのサビ 繫ぐ花火
言いたい言葉 走って
叫びたい気持ちを 恥じらって
歌うのは 僕のキルト
逃げ出しちゃって【にげだし】
逃げてその場から去ること。
手提げ袋【てさげぶくろ】
手にさげて持つように作った袋。
遺伝子【いでんし】
遺伝形質を規定する因子。
染色体中に一定の順序で配列され、親から子へと伝えられる。
本体はふつうDNA(デオキシリボ核酸)。
折れ曲がった【おれまが】
まっすぐでない状態になって重なった。
勝手に【かって】
他人のことは考えず、自分のしたいように振る舞うこと。
担った【になった】
①自分の責任や役割として引き受けること。
②物を型で支えて持つこと。
隠れ【かくれ】
外見からは判断できないこと。
敬語【けいご】
自分が、相手側の人物や話題の中の人物を高めて言う言葉。
相手に対して改まった気持ちや丁寧な気持ちを表すものもあり、
尊敬語・謙譲語・丁重語・丁寧語・美化語の5種に分けられます。
日課【にっか】
毎日決まってする事柄。
気が合う【きがあう】
話や意見などが一致すること。
気まずく【き】
お互いの気持ちがしっくりとしなくて不快なさま。
具体的【ぐたいてき】
物事がはっきりとした形態や内容を備えているさま。
観念的なものでなく、個々の事物に即しているさま。
積み重ならない【つみかさな】
(積み重ねるの意味)
物を上へ上へと積んで高くする/いくえにも重ねて増やしていく
石碑【せきひ】
後世に伝えるために、業績や事跡を記念する文を刻みつけて建てた石。
または、墓石や石塔を指す言葉です。
突っ立ってた【つったって】
何もしないで立ったままでいること。
予測【よそく】
将来どうなるかを得られた情報などに基づいておしはかること。
また、そのようにして得たもの。
癖【くせ】
(曲中ではよそくぐせ)
習慣となっている行動。
また、無意識のうちに身についてしまった言行を指します。
鼻歌【はなうた】
鼻にかかった小声で口ずさんだ歌。
袖【そで】
衣服の、左右の腕を覆う部分。
瞬間【しゅんかん】
何かを下、ちょうどその時。
靡く【なびく】
風や水の勢いに従って、横に倒れるように揺れ動くこと。
不揃い【ふぞろい】
そろっていないこと。大きさや形、種類などがまちまちであること。
また、組になっているものの数が足りないことを意味します。
サビ
歌謡曲などで、聞かせどころの部分。
繋ぐ【つなぐ】
①継続していたものが途切れたり途絶えたりしないようにする。
②気持ちや関心が離れないようにする。
走って【はしって】
文字や文章などが思い通りに書ける。
恥じらって【はじ】
恥ずかしそうなそぶりを見せること。
キルト
英語:quilt
曲名にもある「キルト」の意味は
2枚の布地の間に綿・羊毛・羽などを入れて刺し子に縫ったもの。
ちなみに刺し子とは、綿布を重ね合わせて一面に細かく刺し縫いをすることです。
2サビまで
継ぎ接ぎなメモ くだらない話を
茶化しながら 見つめあいながら
橙色の放課後 図書室のストーブ音=
だいじょばない日の 待ち合わせ場所先に素直になれる君の 貫く君の
後ろ姿を 探したけれど 伝う花びら
ただ眩しくなっただけなのに。
憧れに似た袖に触れる 瞬間の声
君が靡く 僕は願う
今はまだ このままで
不揃いの錆 繫ぐ花火
言いたい言葉 走って
叫びたい気持ちを 恥じらって
歌うのは 僕のキルト
継ぎ接ぎ【つぎはぎ】
つぎ合わせることと、はぎ合わせること。
特に、衣服につぎをあてることやその部分を指す言葉として使われることが多いです。
茶化しながら【ちゃか】
人の話をまじめに受け取らず、冗談のようにしてしまう(からかう/ひやかす)こと。
見つめあい【み】
お互いに相手から視線を離さないでじっと見続けること。
橙色【だいだいいろ】
赤みがかった黄色/オレンジ色。
放課後【ほうかご】
学校で、その日の課業が終わったあと。
ストーブ
薪・石油・石炭・ガス・電熱などを利用する室内用暖房器具。
待ち合わせ場所【まちあわせばしょ】
相手と会うために、前もって決めたところ。
素直【すなお】
性格や態度にひねくれたところが無く、人の言動などを逆らわないで受け入れるさま。
貫く【つらぬく】
その主義や主張を変えることなく最後まで持ち続けること。
伝う【つたう】
物に沿って行くこと。
特に、何かを手がかりにして進むことを指します。
眩しく【まぶしく】
あまりに美しくて(またはあまりに立派なので)まともには見ていられないさま。
憧れ【あこがれ】
憧れること/憧れの思い。
憧れるとは、理想とする物事・事物・人などに強く心をひかれることで、特に 強い思慕の念を抱くことを指す言葉です。
錆【さび】
空気中・水中の酸素の作用によって金属の表面に生じる酸化物などの被膜。
ラストサビまで
幾何学模様を 辿って歩く
同じ所で たどり着いた
余った袖を 引き止めてる
君といる今日が ずっと
奇跡みたいで 叫んだ忘れたくない 一瞬の声
君が靡く 僕は願う
今はまだ このままで
不揃いのサビ 繫ぐ花火
言いたい言葉 走って
叫びたい気持ちを 恥じらって
思い出せる 僕を着ると
幾何学模様【きかがくもよう】
三角形・四角形などの多角形、円・楕円・線などの図形を組み合わせて構成された模様。
辿って【たど】
道に沿って目指す方向に進むこと。
たどり着いた【ついた】
苦労してやっと目的地に行き着くこと。
余った【あまった】
必要とする数量を超えて残りが出ること。
余分なもの。
引き止めて【ひきとめ】
①ある行動に出ようとする人を思いとどまらせる。
②去ろうとする人をとどまらせる。
奇跡【きせき】
常識では考えられない不思議な出来事。
思い出せる【おもいだせる】
記憶が呼び覚まされること。
前に合ったことや忘れていたことが心によみがえること。
着る【きる】
衣服を身につけること。
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